家庭で出来るインフルエンザ対策
現在流行が始まった豚から来るH1N1型の新型インフルエンザは、弱毒性、低病原性ですが、伝染する力は強く、今後数十万人規模の感染を覚悟しておく必要があるでしょう。
家庭にあって、外出から帰ったらうがい、手洗いは絶対に欠かさず、必ずして下さい。
そして外出に当たっては、マスクの着用は忘れずにしてください。マスクは鼻、口をきちんと覆うようにして下さい。特に目の下の部分では、隙間が空きがちですが、出来るだけ肌に密着するようにすることが大切です。息苦しく思って、鼻を出してマスクをしている人を稀に見ますが、これでは、何のためにマスクをしているか分かりません。
今回の新型インフルエンザは、飛沫感染で、概ね1~7日間の潜伏期間を持つと考えられていますが、発症が近づくにつれて排菌する確率が高いとされ、本人の自覚なしに、ウィルスを配り歩くことになりかねません。人ごみに出るときは、忘れずにマスクをする習慣を身に付けることをお勧めします。
今回の新型インフルエンザでは、外出に対する制約も緩く、買い物に出かけることも出来ますし、店頭から食料品が消えてしまうような事態は起き難いと思われますが、それでも1週間程度の外出が出来なくとも、困らないだけの食料品、飲料水の備蓄をお勧めします。
マスクは通常薬局で手に入るもので十分ですが、出来ればN95規格ないしはその同等品の入手をお勧めします。基本的には使い捨てで、外出から帰ったら、密閉できるビニール袋などに入れて、処分しましょう。折角マスクで止めたウィルスを家の中に持ち込まないようにしてください。
そしてニュースなどで紹介されているように、熱が出たからといってすぐに病院や、クリニックに行くことは避けて、各自治体が設置している、発熱相談センターに連絡をして、対応を教わって下さい。(参考:厚生労働省のホームページhttp://www-bm.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090430-02.htmlに2009年4月30日現在の都道府県別新型インフルエンザ相談窓口一覧が掲載されています。)
日本の感染者数は、日増しに増えて、2009年5月19日現在では、世界で第4位にまでなりましたが、これはそれだけ対策が整って、かなり正確に感染者が補足されていることの証と考えて下さい。
残念ながらこの新型インフルエンザはもう日本中に蔓延していると考え下さい。ただしそれだかと言って、死者が次々と出た、スペイン風邪のような危機的パンデミックとはなりません。当時とは比較にならないほど、医療機関、対応力がついているので、死亡者数は極めて低くて済むと考えられています。
皆で注意して、被害をできるだけ小さくすることを考えて下さい。
2009.5.19記

Council of Pandemic Influenza